2011年11月16日水曜日

「義務」

医療と教育について、思いを巡らせる。

特別支援教育に纏わる問題に関わるものとしての印象であるが

保護者からは
医療については
「してもらってありがたい」と、感謝されることは多い。
一方で
教育については
「してもらって当然」と、感謝されていないことも時に耳にする。

こどもはもちろん
教育を受ける「権利」がある。
そして親は、こどもに教育を受けさせる「義務」がある。
こどもが学校に行きたがらない、楽しく過ごせていない、そんなこどもの様子を見るにつれ
このままでは義務を果たすことができない、親の危機感が
学校側に要求を続けさせる原動力となってしまう。

学校側は
教育をうける「権利」をもっているこどもたちに
楽しく安心して過ごすための場を提供する「義務」を負っている。

要するに
「義務」を負った者どうしの
果たし合い
なのである。

学校も保護者も「義務」を負っていて
それぞれが、それぞれの「義務」を全うすることに、力を注ぐ。
いわば「義務」同士のガチンコ勝負。
そのように、私には映る。
 
医療側は時にその「勝負」のジャッジメントを求められる。
引き分けのない世界なのか?
そもそもこれって勝負事なんだろうか?
この時医療は、何の「義務」を負っているのだろう?
 
私の「義務」は
 
ジャッジしないこと
 
かもしれない。

0 件のコメント: