2010年9月19日日曜日

連続ツイートより 「ADHD」

ようやく秋らしい陽気になってきましたね。過ごしやすい・・・。

ツイッターで茂木健一郎氏が「連続ツイート」というものを始められました。
それを見て、これは面白い、まるで本のページをめくりながら「次は何だ?」というあの感覚・・・。
というわけで私もすぐに触発され、やってみました。
頭に浮かんだことを一気に出しきることの難しさ、しかし、何度も推敲する内容より「新鮮度」があると思います。粗雑でも新鮮なものって、グッと引きつけられることが日常ありますよね。
それでも文章として残しておくために、このblogにアップしておきます。

ADHD(1)小さい頃は「やんちゃ」「わんぱく」と言われていたのに、いつの間にか「ワルガキ」「乱暴者」と名付けられてしまったこどもたちがいる。疲れ切った母親に手をひかれ、ややふてくされた表情で外来にやってくる。
ADHD(2)「別に悪いことなんかしてねーし」悪者扱いされ続けてきたこどもたちの第一声。隣で母親がため息をついている。親子の間に気まずい雰囲気が漂う診察室。
ADHD(3)「おれは”びょーき”なん?」心のどこかではそうあって欲しい、そうすれば今までの行いが許されるかもしれない。そんな訴えのようにも思えてくる。
ADHD (4)目立つ行動をとってしまう子がいる一方で、がっかりし落ち込んだ表情でやってくる女の子がいる。何だろう?「また友達との約束を破っちゃって・・・絶交されたの」
ADHD(5)「約束なんて、しないほうがいいよね」その女の子は、いろんな子と遊ぶ約束をするのだが、誰といつ遊ぶのだか、スケジュールを忘れてしまう。宿題があることも忘れてしまう。「またやっちゃった・・・」
ADHD(6)多動な子たちに隠れてしまっているが、実は、行動上はそれほど目立たないが、「不注意」の部分で苦しんでいる子がいる事実。周りから信用されなくなってしまい、自信を失いかけている。また怒られる、という不安から何も言いだせなくなっている。
ADHD(7)医学的にはADHDという診断がつく場合がある。しかし、診断をつけることより先に、「ワルガキ」「約束破り」とつけられたタグを外してあげる作業が優先されるのである。
ADHD(8)一旦つけられてしまったタグを外す作業は容易ではない。本人たちはそれをあきらめかけている。が、何とかなるかな、という僅かな望みも持っている。「君たちは、真っ正直なんだよ、本当は」
ADHD(9)正面からぶつかってゆくこと、それは君だからできるのだ。約束忘れるくらい皆と遊びたいんだよね。それでいいんだ、それで。

以上、ADHDについて、連続ツイートの内容でした。

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