2010年2月24日水曜日

アスリート達

バンクーバーオリンピック、日本選手も頑張っていますね、高橋大輔選手は悲願のメダル獲得!今後は期待の女子フィギュア、応援したいですね。

アスリート達の周囲には、数多くの支援者がいる。
家族はもちろん、監督、コーチ、トレーナー、マネージャー、先輩・同級生・後輩、スポンサーなどなど・・・
選手たちはそのようなサポーターに支えられているからこそ、過酷なトレーニングを積み重ね、大舞台で結果を出すことが自らに課した至上命令として立ち向かう。

女子モーグルでメダルの期待がかかっていながら惜しくも4位となってしまった、上村愛子選手のofficial blogより彼女の言葉を引用したい。

「どうして、こんなにも沢山の人が
私を支えてくれるのに

なんで、結果は
残せないんだろう。

メダルはいつも
ちょっとのところで
届かない。」

このメッセージを見た後に、私が診ている発達障害の子どもたちの顔が思い浮かんだ。

彼ら彼女らも、実は沢山の人が支えてくれている。両親、学校の先生や同級生、私を含めた診療所スタッフ、習い事の先生など・・・
発達障害の子らも、上村愛子選手と同じような気持ちを、毎日抱いているのだろうか・・・
彼らの届かない“メダル”とは何なのだろうか・・・様々な思いが交錯する。

しかし、上村愛子選手は、こう続けている。

「難題のない人生は『無難な人生』
難題のある人生は『有り難い人生』
私はその後者を歩いてると。」

「私を支えてくださったみなさんは
最高にプロフェッショナルな人たち。
最高の環境で、最高の人、最高の道具に
支えられ、スタートからゴールまで
悔やまれる失敗をせずに滑り切れたことは
本当に幸せだったから。
(中略)
皆で力を合わせて、皆でおんなじ目線で
一つのゴールに向かって頑張る過程、
自信を持って全力で戦えることが
なんて素晴らしい事なんだろうと思いました。」

私は、日ごろの臨床で子どもたちやその親にいつも伝え続けていることがある。
「皆でゴールを目指しましょう。登る山は高いほど登りがいがある。ともに歩み、向かう先は一緒」

目の前にやってくる子どもたちにとって、私は「最高にプロフェッショナルな人」であり続けたい。
そして、自信をもって、全力で生きていってもらえるように支え続ける。


(引用)
-上村愛子 オフィシャルブログ-
http://blog.excite.co.jp/aikouemura

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