2009年12月29日火曜日

たすきをつなぐ

お正月といえば・・・駅伝ですね!
私は大の箱根駅伝フリークで、何度か現地まで見に行ったことがある。

駅伝の醍醐味はどこにあるのか。
それは、「たすきをつないでいくこと」である。

1区間約20kmの道程は、孤独である。
しかし、中継地点が見えてくると、孤独は希望に変わる。
そして、たすきをつないだその瞬間、希望は幸福になって受け継がれる。

次の走者にたすきをつなぐ瞬間は、人と人が「つながる」瞬間。
次の選手は、幸福を胸に、孤独との戦いに挑む。
選手たちは皆、この瞬間のために過酷なトレーニングを積んでいる。

まさに、20kmは人生の集約なのである。
人が人の幸福を運び、それを伝え合うこと、駅伝にはそれがある。
「人生はマラソンのようだ」と比喩されることがある。しかし私は「人生とは駅伝である」としたい。
 
発達障害のこどもたちに、「たすきをつないで」あげよう。
たすきを受け取り、渡す体験をいっぱいしてもらおう。

そのたすきには、「君らしく、あなたらしく走ってね」と書かれているでしょう。

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