2011年1月12日水曜日

ランニングマシーンにのって

正月太りって・・・これは大変だ!
今年は運動しよう、そう決めて早速昨日は仕事帰りにジムに寄った。

ランニングマシーンにのって、ひと汗かくことに。
約30分走ったが、その時にどんなことが頭に浮かんできたかを、回想してみる。

「おおーこの地が動く感じ・・・静と動がいつもと逆だよなあ。“逆体験”なんつって」
「私は何のために走るのか、“そこにマシーンがあるから”・・・じゃなくてやせるため!」
「(5分経過)嗚呼・・・もうきつくなってきた・・・今日はもうやめようかな」
「12分以上運動しないと脂肪が燃焼しないんだっけ、いや、それは否定されたはずだ」
「隣の女性は、何分走ってるんだろう・・・あ、すいません、チラチラ見過ぎですね」
「(10分経過)(マラソン選手の)君原健二さんは、苦しくなった時には“まず次の電柱まで走ろう”と思いながら乗り切ったって何かで読んだな・・・私もあと1分だけ走ろう」
「そういえば、(外来で診察している)A君は学校行けたかな・・・」
「えー後ろでマッチョな人が見てるよ~あ、隣の女性を見てるのか」
「あー!明日の講演会のスライドに付け加えたいことを思い出した!」
「相変わらず私はその場にいる・・・地が動く、外で走る時は私が動く、動くとは、自分の視界に入ってくる視覚情報が時系列的に変化し、それに伴い感情や思考も変化することを指しているのである、のか本当に?」
「隣のおじさん、ウオーキングなんだな・・・一緒に走ろうよ」
「「このジムの中に、タイガーマスクがいたりして?」
「(15分経過)もうダメだ疲れた。もういいでしょ、よくやった自分」
「隣の女性、まだ走り続けてるの?ここでやめたら男が廃るってもんか・・・何を意識してるんだ、俺」
「こどもの親を支えることは、本当に大切だ! それだけは絶対続ける!よし、もう少し走る」
「ああ・・・お昼に食べたものが逆流して変な味がする」
「ジムって、割と構造化されているよな・・・これは支援に役立つかもしれない」
「非常停止ボタンがある。これを押すと、スタッフが駆け寄ってくるのかな?でも押さないよ」
「(20分経過)そろそろ筋トレに移行しようかな」
「「トレーニングによって骨格筋は肥大するが、心筋が肥大すると病気だ」
「帰りにコンビニ寄ってTarzan買って帰ろう、まずは形から入るのがいいんだよ、きっと」
「ジム運営って、第3次産業なのかな?そういう分類ではないか」
「動くということは、相対的なものであるようだ。どちらの視点でものごとを捉えるか?電車に乗った時、乗っている側が動いているのに、反対側の止まっている車両が動いているように見えるじゃない?」
「短パンにすればよかったな~」
「(30分経過)今日はこれでおしまい!」

そして、マシーンから下りると、「地が動いている感じ」あの何とも言えないヘンな感覚。
マシーンには、こう表示されている。

「今日の総消費カロリー ビール1杯分」

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このように人は、絶えず思考を巡らせているのであり、それは刻一刻と変化する。
経時的な思考の巡らせ方をモニターすることは、日頃自分が何を意識して物事を見ているのか、どんな角度で捉えているのか、評価するのに大いに役立つ。
これを読んで下さった方々にも、是非ランニングマシーンをお勧めします!

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